無限の失恋記

1/7
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ

無限の失恋記

僕は直ぐに恋をする。惚れやすい。 そんな僕を友達たちは女好きとか言うけれど、いままで告白が成功して恋人が出来たことはない。 告白の段階で必ずフラれてしまうのだ。 自分で言うのもなんだけれど、顔だって悪くない方だと思うし、学校の成績だって中の上だ。運動神経も、そこそこ良い。性格だって悪いとは言われたことがないし、友達も多い。ファッションセンスだって流行の波に全力で乗っている。毎週土曜日にはバイトをやっているので小遣いにも困っていない。 ここまでは何の欠点もないように聞こえるだろうが、何故かフラれるのだ。 そして、まだ述べていない欠点が自分にあることは、承知している。 それが、毎回フラれる理由なのもわかっている。 その理由とは、僕は、記録に拘ってしまうのだ。 だからフラれた回数を記録している。 これから僕が女性に告白してフラれた数々の敗戦シーンをダイジェストでお話します。 中一のころに告白して断られた敗戦シーンから連続でお話していきますので、どうかお聞きください。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!