とあるサラリーマンの心情

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朝の通勤ラッシュの時間。 とある区間快速の車両にて。 今日も今日とて混み合う中で、小さな物語が人知れず紡がれてゆく。 とある若いサラリーマンは密かに想う 以下、サラリーマンの心の声 「あぁ。なんで今日が月曜なんだろ。」 「水曜でも木曜でも、ましてや金曜でもない。」 「よりによって今日、なんで月曜かな。」 「体調も気分も最悪だってのに、あと六日も仕事かよ。」 「考えるだけで鬱になりそう。」 「一昨日の土曜、給料日だからって羽目外し過ぎたぁ。」 「キャバクラで飲み過ぎたんだよ。あれが元凶。」 「そんで二日酔いになって昨日は完全に棒に振っちまったし。」 「せっかく後輩が合コン兼ねたBBQに誘ってくれてたのにドタキャンだろ。」 「後輩もいい加減飽きれてたし、FB見る限りじゃ結構カワイイ娘来てたっぽかったのになあ。」 「あぁ、なんであそこでキャッチに着いていったりしたんだよ」 「俺のバカヤロー。」 「マジでこんなことばっかりやってるから彼女もできないんだよなあ。」 「てゆうか今月のカードの支払い見るの怖え。」 「調子に乗らなきゃよかったぁ。」
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