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レーザーが通ったあとは、陽炎が揺らめき、そこに巧弥の姿は無かった。
かに思えたが、
白い三枚の板が円を描きながら、巧弥の前に浮かんでいた。
「ああいうレーザーってiフィールドで防げるんだなぁ」
これも可能性の獣こと、某一角獣MS専用のシールドである。
「次は何使おうかな、、、」
色々と考えた結果、当初の使い魔にする、という目的を思い出し、スタングレネードを使うことにした。
スタングレネードを全力で投げつける。
弧を描いて飛んだスタングレネードは、龍の眼前で炸裂し、龍の意識を奪い去った。
龍は力が抜けたように、地に倒れ伏した。
「よし、じゃあ起きるまで待って、話しかけてみよう」
起きない
もう完全に陽は沈み、綺麗な月が雲一つない空に浮かんでいた。
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