122人が本棚に入れています
本棚に追加
朝日が登り、木々の間から木漏れ日が降り注ぐ。
ちなみに、俺は龍の少女がいつ起きても良いように一睡もしていない。
変態とか言うな。
それはともかく、ひとまず朝食だ。
その辺でウサギっぽい魔物を捕まえて、毛皮を剥ぎ、創り出した塩をかけて焼く。
全体に焼き色がついたところで火からあげて、ひと口大に切り、
その辺で採った木の実でソースを作り、かける。
それを皿に盛ったところで後ろからの視線に気がつく。振り向くと、龍の少女が目をらんらんと輝かせてこちらを見ていた。
「えーっと、、、」
「それ」
「え?」
「食べていいのかー?」
ぐるる~
どうやら腹が減って起きたらしい。
なんともフリーダム。
いや、ある意味自然に生きるものとして当然なのか。
それはさておき、肉を盛った皿とフォークを渡すと、目を輝かせて食べ始めた。
最初のコメントを投稿しよう!