122人が本棚に入れています
本棚に追加
「まずは魔力量は多めに、上限の調節可能で。属性は火と風、闇、氷。それに物体、および事象を具現化する力。それと魔法陣に関する知識と技術。かな。可能か?」
「思っていたより軽いもんだね。てっきり神の力をそのままよこせとか言うと思ってたよ」
「そんなもんいらん」
「欲があるのか無いのかわからないね。それじゃあ能力を継承しよう。手を出して」
言われるがままに右手を出すと、神様が、左手を出して、手を合わせる。
その瞬間、とんでもない量の情報が頭の中に流れてきて、頭が締め付けられるような痛みに襲われた。
「ぐっ、ああぁぁ!」
「巧弥さん!」
セラフィムちゃんが崩れそうになった体を支えてくれた。
セラフィムちゃんマジ天使
痛みが引くと、体が軽く感じた。
「おぉー、魔力の適応が早いねぇ。はい、鏡。少しだけ容姿が変わってるから」
渡された鏡を見ると。
こげ茶色だった髪は真っ黒に、普通に黒かった目はエメラルドのような緑になっていた。
最初のコメントを投稿しよう!