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ところで、読者の諸君はドイルドとはどのようなものか理解しているのだろうか?
多分、知らねぇと思うから教えてやるよ。
ドルイド、英語訳だとDruidだ。
日本ではドゥルイドとも表記するそうだぞ。
俺はドゥルイドよりドイルドの方がいいと思ってる。
おっと、話がそれたな。
ドイルドは、ケルト人社会における祭司のことだ。
ドルイドという名称の由来は、Daru-vid(「オークの賢者」って意味がある。カッケェだろ?Daruがオークを、vidが知識を意味するんだぜ。)というケルトの言葉だ。
なお、vidはサンスクリットのvedaと同源だぜ。 ドルイドの社会的役割は単に宗教的指導者にとどまらないで政治的な指導をしたりな、公私を問わず争い事を調停したりと、ケルト社会におけるさまざまな局面で重要な役割を果たしていたんだ。
けどな、ドルイドは文字で教義を記す事をしねぇから、その全容については不明な所が多いんだとよ。
ガリアやブリタニアの各地に遺された遺物や、ギリシア・ラテン世界の著述家によって記された文献から、ドルイドの実態がおぼろげながら読み取れるに過ぎない、まぁ勝手な妄想ってやつかも知れないってことだ。
後、カエサルってやつの『ガリア戦記』によれば、ドルイドの社会的影響力はかなり大きなものだとよ。
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