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争い事を調停あるいは裁決し、必要があれば人々に賠償や罰金を課したんだと。
ドルイドの裁決を不服とした者は、社会的地位や信用を失ったらしい。
ドルイドはこのようなデケぇ権力を持っていたほか、兵役や納税を免除される等、特権的地位なんだと。
ドルイドの宗教上の特徴の一つは、森や木々との関係だ。
ドルイドはパナケア(ヤドリギのことだぞ)の巻きついたオークの木の下で儀式を執り行うんだぜ。
ドルイドはヤドリギに特別な力があると信じていたようだ(俺はどーでもいいがな)。これについてはプリニウスってオッサンが『博物誌』に書いていやがる。
また、近代になって発掘された古代ガリアの奉納物にはオークで作られた物が多いんだぜ。
また、四葉のクローバー等といった希少な植物を崇拝していたという事も伝わってるらしい。
なお、神木の概念自体はケルト人に留まらず世界中に存在するぞ。
5世紀頃のアイルランドのドルイドはな、「我がドルイドはキリストなり」と宣言しやがってな、キリスト教へ改宗しやがったんだよ。
そのためか、現代のアイルランドではな普通のローマ・カトリックとは一線を画したカトリックが存在していると言われるぜ(ケルト系キリスト教だっけかな)。
そうそう、ドルイドの種類教えてやんよ。
はじめは一人であらゆる役目を果たしていたんだがな、後に次の3つに専門化していったんだよ。
中には騎士達とその王より高い地位を持っていたとされる者もいて、詩人の機嫌を損ねたために首を捧げた王がいたという話もあるぜ。
ドルイド:祭事を司る。政治の指導もし、大きな社会的影響を持つ。立法者でもある。
ウァテス:政務や祭儀の手伝い、天文などのドルイドの助手。時にドルイドの代弁者ともなった。
バルド(吟遊詩人):神話伝承、法律、歴史も歌にして伝える者達。その歌には力が宿ると考えられた。フイラ(語り部)やボエルジ(弾唱詩人)等に分化して発展した。
ん?
話が長すぎるって?
そんなもん俺が知るか。
よーするにドイルドって面倒くせぇけどスゲェってことだ。
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