第1章

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「会長、おはようございます!」 「会長、資料できました。確認お願いします」 校門をくぐると、一気に人が集まっては皆が私を会長と呼ぶ。 高校3年の春、私はこの学校の生徒会長としての仕事におわれていた。 「ここ間違ってるわ、昼休みまでに直しお願いしますね。あと、副会長を見かけたら私のところまで来るよう伝えてください」 「ぁ、副会長ならさっき...」 「見たの?」 「はい、体育館の方に走っていくのを見ました」 「またか...」 私は教室に行く前に副会長の目撃情報がある体育館に向かった。 ガラッ 「蝶華」 「ぁ、華夜!おっはー!」 私の名前は桜木華夜(サクラギカヤ)。そしてこっちのバスケをしている活発な女の子は副会長の如月蝶華(キサラギチョウカ)。
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