第1章

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と言っても、蝶華は名ばかりの副会長。 仕事は何もしていないし、あえて言うなら生徒会のムードメーカーってとこかしら。 「ぁ、会長、おはよう」 「また達也くんとバスケしてたの?」 「っそ、今日のお昼を賭けてね」 「朝は生徒会室に来るよう言ってたはずよ」 「ぁ...忘れてた(テヘッ)」 「まぁいつものことだからいいけれど。お昼はいつものところでね」 「はーい!」 「会長、用事あるならこのバカ連れていってもいっすよ」 「は?!そうやって逃げる気なのね!」 「ばか、少しは仕事しろって言ってんだよ。会長は忙しいんだし、手間かけさせんな」 「達也がバスケしようって言い出したくせに」 「用があるなら断ればよかっただろ」
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