第1章

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「はいはい、そこまで。達也くんの言ってることは最もだけれど、元々蝶華を副会長にしたのは私みたいなものだし、気にしないで」 「会長も大変だな」 「じゃあ2人とも、授業に遅れないようにね」 私は体育館を出て、少し生徒会の仕事をしてからクラスに戻った。 蝶華と私は別々のクラスだけど、彼女のクラスには達也くんがいるし、きっと面倒を見てくれると安心している。 まぁ達也くんも実際は蝶華と同じレベルだから、なんとも言えないのだけれど...。 「こらー!お前らまた遅刻か!!」 ....あの2人ね、こっちまで声が聞こえる。 だから注意しておいたのに...。 私は少し苦笑いをして、教科書を開いた。
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