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2024.1.18
はい。またまた生き物狂いのおばさんが今度はアカハライモリの孵化にチャレンジするようですよ!
『ペットに生餌を与える場合は、餌までがペット』
あるあるだよね。
アカハラもカナヘビと同じで数回に分けて卵を産むんだけど、総数は100個超えって聞いてたから元々は孵すつもりはなかった。でもララの自由研究のネタになるかもと思って3個だけ選別して孵すことにしたよ。
こうしてどんとん増えていく飼育ケース…生き物反対派のリックからの視線が刺さるけど頑張ってやってみるよー!
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以下、アカハラさんの経過報告です。
なんかダラダラと長くなっちゃったから、興味ない人はすっ飛ばしてくれてかまわんよー!
北海道帰省も迫る年末頃。
我が家で飼育中の雌のアカハライモリ、りっちゃんのお腹の異様な膨らみに気づく。食いしん坊でぷりぷりボディな彼女だけど、それにしてもパンパン…もしやこれは!!
はい。この方、雄のアカハライモリ、モリくんとの愛の結晶ですね。
めちゃくちゃ見づらい画像なんだけど、繁殖期になると雄は婚姻色である藍色に色づいたたっぷりと豊かな尾を雌の前で震わせて猛烈なアピールをする。
その求愛の舞いも胸熱なんだけど、この期間だけのこのなんともいえない絶妙な藍色で彩られた尾が本当に素敵。見づらくてごめんけどね。藍色なんですよ、これ。
ほんでアカハライモリの子作りはどうなってんのかというと、雄雌が大事な部分を直接どうのこうのする(←マイルド表現)わけではなく
求愛の舞いがピークに達すると雄から卵の元(←マイルド表現)が体外に排出され、その上を雌が歩いて重要器官(←マイルド表現)から体内に取り込むことによって雌のお腹の中で結ばれることになるらしい。
マイルド表現うざいけど伝わってくれてたら嬉しい。
ということで求愛の舞いからのあのお腹ってことはきっとそういうことなんでしょう。と温かく見守りつつ、北海道へ発った。
そいで1週間程経って帰宅してみたらこれですよ。りっちゃんの産卵シーンがどーん!
雌は器用に後ろ脚で水草を掴んで、そこに卵を産み付ける。逆さまになって踏ん張る姿にヒト科・雌として心からエールを送りましたわ。
拡大するとこんな感じ。本当はもうちょっと大きな葉のある水草に卵を包むようにして産むそうなんだけど、我が家の水草はこれだけだったから、しゃーなしでここに産んでくれたっぽい。
足元にある卵は細胞分裂が始まってるから、数日前に産んだものと思われる。懐かしいね、細胞分裂。
卵の大きさは直径3ミリ程。小さい虫かごの蓋を取って、ごくごく浅い水位で親ケースからは完全別居。
カナヘビも孵化した赤ちゃんを親と同居させると食べられちゃうけど、アカハライモリも卵をそのまま放置しておくと親が食べちゃうらしい。
爬虫類とか両生類ってこういうのよく聞くけど、何でなんだろうね。
自然界だと外敵に親まで絡むことになるから、さらに孵化率下がるやんな。生物って不思議だね。
そんでこれが採取した卵の様子。一番上が生みたて。真ん中が5日後。一番下が10日後。球体から芋虫のようになり現在は魚のような形になってるよ。
アカハライモリは孵化した直後は足もなく魚のような形で、顔の周辺に鰓を持ち、さながら足のないウーパールーパーみたいな姿なんだって。生息域は完全水中。
そんでカエルのように足が生えてきてからしばらくすると上陸して、そこから大人になるまでは完全陸上生活。
そこからまたさらに大人になると水中と陸を行き来するようになるっていうのが彼らの一生らしい。
すごいね!ここまでのお世話、ちゃんとできるんでしょうか私。
毎度ながら思いのほか長くなっちゃったけど、ララの自由研究と私の飽くなき探求心のために大事に育ててみるよ!
なんかまた面白い経過があったらまとめるかもなんで、次回もよければお付き合いくださいな^^
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