第1章

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もう季節は夏に近づいていた。 夏といえば、夏休み! 花火に、夕涼み会に、海や山で遊ぶ! しかし、今桜子はそれどころでなかった。 定期テストを直前に控えた、桜子には焦っていた。 やばい!勉強全然してない!? 卓は勉強しっかりしてるのだろうか? 卓に聞きたくなった。 しかし、自分で頑張らないといけない! どうしよう?優子に聞こうか!? 桜子はいっそ、カンニングしようかと考えた。 しかし、しかしだ! そんなことをして、どうする? そんなことをして、点数取って、嬉しいか!? 桜子は真剣に悩んだ! すると、テストが始まっていた。 桜子はほとんど頭の中が真っ白で、何も考えられなかった。 で、テストはあっという間に終わった。 ほとんど何もできなかった。 桜子はテストなんて、なかったらいいのに!と思った。 それでも、テストが終わったら、いつも通りバンド活動を頑張っていた。 優子は余裕そうに、夏休みどこに旅行に行くのか、話をしていた。 桜子もその話に入れられ、仕方なく話に入った。 なんでも海に行くらしく、たくさんの人数らしい。 だいたい男子と女子が5人ずつ、10人ぐらいで行くらしかった。 その話は、卓にまで及んだのだ! 桜子は複雑だった。 卓も行くなら、自分も行きたくなる! しかし、行かないとなると、自分まで行きたくなくなる! 一体どうしたいの?卓? 桜子は何気ない振りを装いながら、気が気でなかった! すると、定期テストの結果が返ってきた。 桜子は逃げ出そうとしたが、駄目だった!
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