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癌だとわかってから父に聞きました。初期症状のしみる感じはいつからあったのか。答えは「何年も前から。少なくとも2、3年。しみても言わなかっただけ。我慢できる程度だった。」その時に言ってくれればステージ1で済んだ事でしょう。
続けて、いつから食べ物がつっかえるようになったのか。答えは「今年の頭ぐらいから。その前からたまにはあった。」そうです、今年の1月ぐらいから徐々につっかえるようになりました。肉などがつっかえるようになり、1日1度は詰まらせるようになって水で流しながらの食事になり、5月、母に促されようやく近所の胃腸外科に受診に行ったのでした。
癌だとわかってからは病状は日に日に悪くなっていきました。『病は気から』なのでしょうか。深刻化する前にわかっただけでしょうか。肉以外にも全ての固形物が詰まるようになりました。最後の砦だった麺類も…。
母は詰まらせた物を全て排除するようになりました。母は、一時期そうめんか雑炊しか食べさせないようにしていました。
父は食道が腫瘍により狭まってはいますが胃カメラ画像を見る限り完全に塞がっているわけではありませんでした。昼間母が仕事でいない時に自分で好きな物を作りゆっくり食べていました。私は父が箸で掴む量、スプーンですくう量をひたすら観察していました。なかなかの量でも詰まらない…。多分どこかのタイミングで無意識に今までと同じ量を食べようとして詰まらせているんじゃないか?と思いましたが、予想的中だったりそうでもないタイミングで詰まらせたりしていました。
ですが、そうめんや雑炊以外でもまだ食べれるんです。ゆっくり、少しずつ、柔らかい物を…栄養を…!そして母の意識改革を!
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