263人が本棚に入れています
本棚に追加
母は、父が食べ物を詰まらせると「これもダメだ!」とすぐに下げてしまう。詰まらせる恐怖があるのだろうが、ならば工夫したらいいのに…。
「医者からの食事制限は無いし、何でも小さく、ゆっくり少しずつ食べて下さい!って言ってたよ!」と言っても聞く耳を持たず。何度も何度もしつこく言いましたがスルーされる日々。
ですが7月に入ってようやく母の意識改革が起こりました。
「血中タンパクが低いからタンパク質の多い物を食べさせないと!昼は好きに食べてるけど、そうめんと雑炊じゃ1日分の栄養は足りてないよ!衰弱させても癌が喜ぶだけだよ?」と半分脅しをかけたら「タンパクタンパク言うなら豆乳でも飲めばいいでしょうが!」とキレた。そして我に返ったように「そうだ!肉がダメなら大豆だ!」と叫んだ(笑)そして夕御飯の買い物に豆乳とおからの煮物が足された。
創意工夫をしなければならないとようやくわかったようだ。
そして7月6日、大学病院の帰りにファミリーレストランに寄り、父はハンバーグを頼んだ。心配しながら見ていると、早速一口目で詰まらせた。水で流そうとするも落ちず、トイレで戻そうと立ちあがろうとしたら通った!それからは詰まらす事無くゆっくりと食べた。普通に1人分食べていた。それを黙って見ていた母は翌日カレーを作り、父には幼い幼児のようにベジタブルサイズに切り、ルー多めにして出した。ゆっくりゆっくり食べて、食べきれたよ~と母は喜んだ。
だから私は何回も『何でも小さく、ゆっくり少しずつ』って言ったでしょうが!!
だが昨日は春巻だった。「食べれないかもしれないけど☆」って。
そうね、食べれて半分かもね!とは思ったが黙っておいた。
創意工夫はどうなった!?
最初のコメントを投稿しよう!