術後の経過

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5月24日。 母と見舞いに。 父は上半身を起こしていた。 痛み止めに『麻薬成分なんたら』が無くなり『薬学部へなんたら』のシールの注射型のやつならあった。そして傷口が痛むようだ。左側から真ん中にかけての首の傷は化膿したらしく、処置をして大きなガーゼを貼っていた。 痛み止めが弱くなったのだろう。看護婦さんが今日も点滴に混ぜる痛み止め(すぐ効くやつ?)をするか聞いてきて、父は迷っていたが、父の手は常にお腹の傷口に当てられていたし、母が「痛いなら変に我慢するより使えばいい」と促し使う事になった。 朝、父から母に電話があったようで、右の肺は良くなったけど左がもう少しだと…何の事だかわからなかったが行ってよくやくわかった。傷があり思うように咳が出来ない為に肺に痰が溜まるようだ。その為細い管を入れて痰を吸入する処置を昨日もしていて、今日、右は良くなったが左がもう少し溜まっているという事だった。 T字帯や腹帯の追加を看護婦さんに頼まれ、買いに行くついでに食堂で昼食を取ってまた病室に戻った。その間に肺の処置が終わっていて、理学療法士さんが来ていた。看護士さん2人で腕を押さえ込み管を入れて処置をするようだ。左の痰を取るまでは38度程の熱があったが処置をしたら平熱に下がったと…そして理学療法士さんがリハビリをしていて終わったところだった。口から肺に通したくても食道が邪魔をしていて気道が曲がっているようでうまく進まないから鼻から通しているようだ。痰と気道のせいでまだ酸素マスクをしている。縫った傷が落ち着けば気道も真っ直ぐになるのだろうか? 汗をかいたので、T字帯も腹帯もちょうど買って来てもらったし体を拭いて着替えましょう!着替えたらシーツ交換もしましょう!と看護士さんはハツラツとしていた。その元気一杯さが眩しい…! 父は口だけは元気で「腹の傷が痛いから、ちっとぐらい熱があって頭がボーッとしてた方がいいかもな…」と自虐的な冗談を言っていた。
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