第2章

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「喋るのが苦手なら聞き役に徹するのも良いにゃん!」 「…どうやって…?」 「さっき言ったみたいに相槌を打つ+笑顔で聞く、にゃん!上級者ともなると相槌に抑揚をつけて喋ってる人を気持ち良くさせれる事が出来るにゃん!」 『へぇ~』や『そうなんだ』『うんうん』と言った相槌も声の大きさを変えたり抑揚をつけるだけで相手に与える印象が大分違うし。 「聞き役になるなら笑顔が大事にゃん、相手が『つい喋り過ぎたかな?』と不安になっても聞いてる人が笑顔だとホッとするにゃん!」 「…笑顔…」 ビシッ!と顔を手で示すと少女は自分の手でほっぺを摘む。
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