第2章

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「…でも…」 「自信がないなら、練習するにゃん!今から言う言葉を復唱するにゃん、今日は~」 「こ、こんにち、は…」 「どもるのも可愛いけど、挨拶ぐらいはスムーズに発音した方が好感触にゃん!」 流石に会社の入口で人目があって恥ずかしいのか、少女は恥ずかしそうに俯きがちに復唱した。 「…こ、こんにちは…」 「その可愛い顔を相手に見せた方が良いにゃん、恥ずかしいかもしれないけど…顔を上げて笑顔を見せるのが効果的にゃん!」 「こっ、今日は…!」 恥ずかしそうに顔を上げて目をギュッと瞑り復唱する。
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