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仕事をしていない僕は、パチンコに没頭した。勝てば彼女にそのお金を渡すが、負ければ逆に貰うということが習慣となっていった。
それでも彼女は文句を言わず、朝八時から夜の八時まで働き続けた。
夕食は、帰宅した彼女が作る。
それに比べ僕は、遊び惚ける毎日を過ごした。
彼女の休みは週に一日だけであった。その日は近くのショッピングセンターに二人で買い物に出向き、食料品等を選んだり、時には服を買ったり、僕にとっては一人前の暮らしをしているようで楽しい時間だった。
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