第2章 新たな生活

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 僕は、置き手紙をポケットに突っ込むと、着替えもせずに汚いオンボロ車を東へと走らせた。 「どうして人の車に乗って帰るんだよ」  僕な口からはこんな言葉が飛び出してはまた吐き出された。  もしも、自分の車がここにあったのなら、彼女の実家に向かうことなどしなかっただろう。   そんな腹立たしい気持ちでいっぱいであった。
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