第3章 新、新たな生活

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 結婚式が終わると次は出産である。   陣痛は夜を跨ぎ朝方になるにつれ間隔を短いものとした。  「病院に行こう」  彼女のゴーサインで僕らは病院へと車を走らせた。  空は既に白み始めて、モ―二ンムーンが夢の中へ向かおうと瞼を擦っていた。   先に電話連絡をしていた為か、病院に着いてからの対応はスムーズに事が進み、後は実際に産まれる事を待つばかりの状態で時を刻んだ。
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