8 海と人と

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「貴女はこの手の連中を知らない。平気で他人の善意を利用する連中です」 「そうだよ!由衣!騙されないで!!」 ジョゼフも鬼武を止めようとする由衣を引き剥がそうとする。 しかし由衣は諦めない。 諦めるどころか搾り出すような悲痛な声で、彼女は胸の内を吐き出した。 「でも……!私もこの人を“友達”だと思ってた!!」 “通訳さん”の肩がかすかに震えた。
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