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…これから1位になるのか?できるかなあ~?
「あと7つのルールには書いてありませんが、辞書の方に書いてあるのですが。最初来た人は1勝したら3回連続のルールが適用されますが貴方は最所なので、1回負けたら奈落の底です。」
…マジで。フィールに笑顔で言われたので余計不安だ…。
「まず、この世界が地獄と呼ばれる理由はですね、7つの契約の6つ目の項目です。」
フィールはスマホに記載されている7つのルールのページを俺に見せた。
「細かいところで、分からないことがある場合、判定人もしくは辞書でしらべること。ってところか?」
俺はフィールが指差したところ読み上げた。
「ここの部分が重要で7つのルールと辞書全部のルールが適用されますので宜しくということです。」
そりゃ地獄だな…。俺がそんなことを思っていたらフィールが嫌なこと言った。
「それに、初心者狩りって言う悪徳集団がいますよ。あ!!あれです。」
えええええええ。対戦しろって言われたらパスしたら、奈落の底で負けたら奈落の底、勝たないといけない。最悪じゃん。しかし、逃げてもしょうがない、申し込まれた場合こっちでゲームを決められるんだ。いいじゃないか。よし。
俺に初心者狩りの奴等が近づいてきて、こういった。
しかし、そいつらの服装は明らかにあっち系の服装であった。
スニーカーに灰色のズボン。チェック柄の服。その分け目から出て見える痛Tシャツ。頭にはタオルを巻き、眼鏡を付け、リュックサックをも背負っていて、その中からポスターが垣間見えている。そしてトレードマークのカメラを首から下げる、まさにオタクファッションであった。しかも、デブ2人と細いのが1人。明らかに嫌な奴等だ。
「対戦しようぜ。」
そんなどっから見てもオタクだろ!!っと突っ込みたくなる奴から挑戦状が下された。
「ああ、いいとも。」
俺はニヤリと笑った。色々な意味で。
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