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「いいとも。」
俺は彼ら(オタク)の対戦を受けることにした。
「そういえば、このゲームって引き分けってあるの?」
その俺の質問に答えたのは俺を補佐する彼女だった。
「もちろんあります。引き分けの場合どちらとも勝つことになります。」
へえ~。なら好都合だ…。
「そんなことよりも、早くゲーム内容と日時を決めてくれよ。」
オタクの1人のデブが俺を見下しながら言った。お前だろ。世間的見下されるのは。
俺は渋々考えたがやはりこれが1番だなと思うものを言った。
「じゃんけんをしようぜ。1発勝負の。」
「…は?」
とデブ1が言う。
「舐めてんのか?」
とデブ2が言う。
「そうだそうだ。」
と細いのが言う。多分だがこの細いのは仕方がなく付き合ってるみたいだな。かわいそうに。
まあ、良い。ここからは心理戦だ。俺はニヤリと笑い彼ら(オタク共)にこう言った。
「普通のジャンケンにルールを俺がルール加えてもいいだろ?」
「まさか、野球拳をするんじゃ…。」
デブ2黙れ!!ウザい。俺にそんな趣味などない。したきゃ、1人でしてろ。そして露出魔として捕まれ。
俺の心の叫びが聞こえたかフィールはクすっと笑う。しょうがない。
「違う。」
俺は全否定したのだが、奴等は残念そうだった。気持ち悪いわ!!俺は話を続行する。
「俺がパー以外出さないから。もしパー以外で出したら俺の負けで。」
俺がバカ発言したのかと勘違いしているかもしれないが、本気で言ったのに場の空気が一瞬で固まる。
そして、数十秒後デブ1が笑い出すと2と細も笑い出した。
「お前、バカなの?」
と1が言う。
「俺らがチョキ出してもお前はパー以外変えたらお前の負けだろ。」
と2が言う。
「結果俺らの勝ちじゃん。」
と細が言う。
「「わあっハッハッハっハッハッは!!」」
オタク共は笑い転ける。当たり前か。
「今から5分後に行う。それでいいか?」
俺はオタッキーらにそう聞くと、
「お前の方がいいのか?」
と笑いながら聞き返されたので
「もちろん。」
と言ってやった。5分間なのだが、オタッキーどもは退屈そうに待っているので俺はその間にスマホを見ていた…。
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