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この7つのルールに従わないものは奈落の底へ落とされる。落ちると一生帰ってこれない。
「しかし、7つ目のルールは何かむかつく。」
俺がこの明らかに上から目線でかかれた7つ目のルールに愚痴を言っていると、
「それは、大天使サリエル様がつくられたものですから。」
とリーファが言った。
ふーん。ってか。天使ってそんな奴しかいなの?そんなことよりこの辞書ってなんだ?
「あんまり天使を侮辱なさると、痛い目に会いますよ?」
笑顔怖い!!悪寒が走る。侮辱などしてませんよ…。
「辞書ってのはですね。」
ヨイショと言いながらフィールが出したものはとても、と言うか高層ビル級の高さの書物だった。
“ドン!!”
周囲がその音で満たされる。それはあまりにも凄い爆風、と言うか砂埃が舞っていた。
「ごほ!!ごほんっ!!」
咳が止まらなくなるよ。気がつくと50mぐらいの辞書が目の前に立っていた。
「これですよーーーーーーーーー!!」
フィールが辞書の上で大声をだしていった。いや…。これ、使い道あるの?重たくて邪魔でしょ。
「ショウガないですね。これを受け取ってください。」
俺の思っていることを読み取ったのかそういうと、キラッと光った何かを投げた。あれは… スマホ?
「おっとと。」
俺はスマホをキャッチした。本物だ。
「良いものでしょ。」
ニコッと笑いながらフィールは降りてきた。羽ってそう言う風に使うのか…。
ばたばたした羽を閉じて降り立った。
「なんだ?これは。スマホか?」
「はい、仰るとおりです。それは辞典がわりになりますし、ほらここにランキングものっています。」
フィールが指差すところには俺のランキングがかいてある。
貴方の現在の順位94,573,247,452,742,736,524位
俺はその数字に驚きを隠せなかった。
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