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あーちゃんって声に聞き覚えがあった。 たぶん……前に会ったおしゃヒゲさん? 扉をあけるとやっぱりおしゃヒゲさんだった。 「あーちゃん、今日病院の日なんだけど来なかったから心配になっちゃって……」 おしゃヒゲさんは慣れた様子で靴を脱いで部屋に入ってきた。 雨音も起きちゃったみたいだ…… 目をこすり白いシーツの中でまだ眠そうな顔をしている天使をおしゃヒゲの目に触れさせるのを少し戸惑った。 私と雨音のお揃い彼シャツ風なワンピース部屋着を見たおしゃヒゲさんは明らかに、鼻の下が伸びていた…… 「うん、うん来てよかった……」 と仕切りに頷く。 おしゃヒゲさんはいったい雨音のなんなんだろう……
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