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0⃣(プロローグ)
「ねえ…話って…何なの?」
浜辺でのデートがハイライトを迎えようとしていた時、ピンク色のマタニティ服姿のカノジョは、カレからの突然の告白に戸惑っていたのでありました。
時は、2001年9月の第2土曜日の夕方5時半過ぎのことでありました。
場所は、双海の海浜公園の中にあります恋人の聖地のモニュメントがあります広場にて…
マタニティ服姿のカノジョはアタシ・ゆかこの母なつこ(当時23歳)でありました。
なつこは、4ヶ月前に松山市内の結婚相談の店で知り合いましたカレとお付き合いをしましてカレのことが好きになった上に、胎内にアタシを宿していたのでありました。
それなのに、カレはなつこにプロポーズをしないといけないと言うのにプロポーズの言葉を言うことができないままズルズルと先伸ばしにすることばかりをくりかえしていましたので、宙に浮いた状態ばかりが続いていたのでありました。
この時カレは、深刻な表情でなつこにこう言ったのでありました。
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