第1章

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 そいつと一緒に府中でよく競馬をみていたわけさ10代の癖に。  ふたりとも地元が府中に近かったからね。  そしてそいつの仲間内と競馬新聞を作ることになって、メンバーは七人あつまったんよ。  リーダーは文通相手の奴ね。  東京でもトップクラスの進学校に通うやつで、稲っていえばわかっちゃうかな。  そいつの親父さんはねいわゆる経営者っていう奴で、人脈とかも幅広かったみたいなのね。  当然、そいつも金持ってて人脈も高校生の割には広いやつだったね。  普通高校生なんて大人たちは相手しないじゃん。  だけどそいつは結構大人の知り合いとかもいたんだよね。    そいつには姉がいてねオイラ達の2個上。  その姉の人はバスケをやっていたんだけど、そのバスケ部の後輩がそいつと同級生だったわけ。  すなわちオイラたちと同期だったわけよ。  その繋がりでオイラもその後輩の子と仲良くなってね。    オイラはこの子とリーダーの奴との出会いで運命みたなものが変わったね。  つづく  
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