最終話
2/10
読書設定
目次
前へ
/
10ページ
次へ
男は、両手で頭を抱え込み 現実を受け容れられずにいた。 薄暗い部屋で、机のうえに 照らされている黄色いライトが 目のまえで意地悪く微笑む 刑事の口から垣間みえる 歯を、キラリと光らせた。 「惜しかったな。 おまえ自身が一番わかっていると思うが 時効成立まで、 あと十分だったのだよ」 男が警官に取り囲まれたとき 時効成立まで、あと十分… 六時五十分だったのだ。
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
2人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
5(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!