花火の下で君と

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・・・夢じゃないんだよね。 順平が自分の隣にいるなんて、本当に信じられないよ。 ドーン、バババババーン。 花火のカラフルな光に照らされている順平の横顔はとてもキレイだった。 木造の古い私の実家。 一軒家とはいえ階段を上るたびにギシギシいうこの家がコンプレックスで、友達はほとんど呼んだ事が無い。 でも、今日は年に一度の花火大会。 立地的に二階に上がれば花火がバッチリ見える。 小さい頃は毎年順平とここで花火を見ていたけど、いつからか二人で一緒に見る事は無くなっていた。 何年かぶりにまた順平と花火が見れる事になるなんて。 我が実家、バンザーイ!!!
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