黒服

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「俺を信じるな。いいか、どれほど都合のいいことを言っても、何をしても、俺の行動言動、そのすべてがウソだ」 初対面からそんなことを言い放たれたら、誰だって怒るより先に呆れるだろう。 ましてや相手が、眉目秀麗。 その笑みはどんな相手も魅了する魅惑の微笑み。 真正面に立っていることすら奇跡のような、美形だったら――。
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