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この世界は『トルホリア』
『トルホリア』では
近々魔法学園という
この世界の人々は5才になったら誰もが通う場所の入学式が行われる事になってる。
大きな学園がある街では入学式の前日に祭を開く。
今、人々は祭の準備でにぎわっています。
そんな街の一つ…
『メルファ』では一人の少年が祭の準備ではなく荷造りをしていました。
「えっと、忘れ物はないし…荷造り終了。後は学園の寮に送るだけだな」
少年は今年15歳になったばかりのこの物語の主人公である。
彼の名は
ギル・クレメンス。
二日後
この街にある魔法学園の高等部1年になる学生だ。
「明日は『イフリート祭』だったな…」
彼の住んでいる街『メルファ』では
『イフリート祭』という年に一日だけ開かれる炎神『イフリート』を奉った祭をやるらしい。
「行くなら母さんの許可は一応とっておいた方がいいよな?」
ギルは二階にある自分の部屋から出て一階のリビングへと行く。
「母さん、荷造り終わったよ」
「あら、もう終わったの?早いわねぇ…」
「あのさ、明日の『イフリート祭』行っていいよな?」
「もちろんいいわよ♪私も行くつもりだし……そうだ!行くならおこずかいもあげなきゃね♪」
そう言って母は何処から出したのかはわからないが10000リフィルをギルに渡す。
「ありがとう母さん♪」
ギルは10000リフィルを受け取ると走って自分の部屋へ戻っていく。
「明日が楽しみだな」
明日にそなえて何をするか考えていると母が階段の方から声をかけてくる。
「ギルくん」
「何母さん?」
ギルは部屋の入口から顔だけ出して階段下の母の方を見る。
「明日は夕方にパーティーがあるから覚えておいてね」
ギルは母に適当に返事をして部屋に引っ込んだ。
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