いざ!勝負の舞台へ!

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*** うっ眩しい。 向こうから感じる強いオーラに空気が変わったように感じた。 廊下を歩く理人。 きちんと着こなした制服に、 綺麗に歩くその姿には気品を感じた。 「理人!」 大きな声で彼を呼ぶと廊下を走る。 目の前の理人は表情1つ変えずあたしを見ていた。 「なんだ?知り合いか?」 隣に居る男子生徒はどうでもいい。 一瞬、"うわっ!超イケメン!"って思ったけど、 どうでもいい。 「理人!あたしの事覚えてる? ほら!犬!」 「ぬ、ぬ、ぬいぐるみ!」 隣の男子がしりとりに持ち込んできたけど、 それは無視。 理人は真顔のまま答えた。 「見た事ある顔……」 まだ思い出せない様子の理人に、 あの日の事を説明しようとするけれど、 隣の男子が邪魔をする。 「顔、お、お、オーブン!レンジ!」 本当はオーブンで決めようとしたよね? 慌ててレンジ付け加えたよね? 「実際会った事があるのはたしか」 なんだか棒読みで話す理人。 こんな話し方だっけ? 「か、か、会社!」 まだ続けるのかよ! 「やけに馴れ馴れしいヤツ」 「つ、つじつま!」 「また此処で会うとはな」 って!!しりとりやってたのかよ!!
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