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「なんで俺と同じ高校に?」
「それは……」
隣の男子が口を挟む。
「お前、理人の追っかけか?」
あたしは彼の言葉を無視して、
思い切って理人に話した。
「あの!あたしと付き合って下さい!」
急な告白に驚いているのは自分。
理人は表情一つ変えずに答えた。
「断る」
ふ、ふ、振られた……
その場を立ち去る理人。
「なぁ理人?アイツ結構可愛いし、
振るとかもったいなくねぇ?」
あたしはその場に立ち尽くしていた。
「一回しか会った事ないんだ。
急にあんな事言われて付き合えるかよ」
「別によくね?」
「俺はお前と違うんだ」
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