第1章

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優子は、一人悔しがっていた。 くそ!なんで、私だけ? 優子は、二人がうまくいくのが、嫌でたまらなかった! くそ!邪魔してやろうか!? そんなことを優子は考えていた。 平穏無事な生活の方がいいか? 変化などいらないか? しかし、変化は求めずとも、くる! 例え、望まなくても変化は起こるのだ! 分かっていても、人は変化に振り回される。 そんなものだ! 人生色々あった! 短い人生だったかもしれないが、それでも卓には人生たくさんの出来事が起こった! それは、一口では言えないことかもしれないが、卓には語るストーリーがたくさんあった。 また夏がくる。 時は過ぎ、季節が巡るごとに、彩りが変わる。 そんな季節の変化を楽しめたら、立派なものだ! 桜子は憂鬱だった。 なにか卓が遠くに離れていきそうで、寂しかった。 それに…、 それに、優子が凄く不機嫌なのだ! なぜ、優子が不機嫌か分からないが、それでも、優子が機嫌が悪いのは、桜子には、大きなことだった。 心が挫けそうになったが、負けてはいけなかった! 桜子は負けないようにと、必死に自分に言い聞かせた! 落ち着くのよ!桜子! ひたすら、桜子は自分の心の中で頑張っていた。 桜子は、卓にどこか一緒に行かないかと誘ってみた。 じゃあ、卓はあっさりと、それに応じた。 桜子はそんなにあっさりOKするとは思ってなかったので、どこに行こうと逆に考えた。 そんな二人の夏休みが始まった…。
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