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一斉メール形式のお礼メールは
もちろん、あの後送ったが、個人的にはゼロ。
柳が話したいと言う話を歩はキキタクナイ。
・・・柳は何時だって、どんな話だって
必ず、歩の話を最後まで聞いてくれたというのに。
歩には柳の話を受け入れるキャパがない。
はぁ・・・、と重く溜息をつくと
ノックがあって、トメが来る。
「お嬢様、お客様がお見えですが・・・」
歩は約束の無い相手に首を傾げる。
「誰なの?」
トメは今一番聞きたくない名を口にする。
「はい、柳様、とおっしゃる男性です。」
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