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ソファーの上で丸くなる歩の元へ
再び、トメが来る。
トレイに乗っているのは真っ白な封筒。
「柳様からお預かりしました。」
そこへ、と机を指さすと、
トメは手紙を置いて、部屋を出て行く。
ジッと見つめる先にあるのは柳の本心。
受け入れられない言葉がそこに連ねてあるに違いない。
だから、蹲り、目を反らす。
『・・・・・・・・・・・知りたくない・・・・
今更、本当が何かなんて、もう、知りたくないの・・・』
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