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美形の顔がどんどん近づいて来る。
彼は怒っているようだった。
心臓がドキドキする。
「何しようととしたの、ってきいてんだけど?」
私は何も言えず、慌てて首を振った。
「イケない子だね、君にはお仕置きが必要だ」
何か言い訳をしたい。
でも、声が、出ない。
うつむいて何も言えない私の顎を
右手に持ったリモコンの先で軽くあげた。
「何か言いなよ?……どうして欲しいの?子猫ちゃん」
私の瞳を見つめながら悪魔のような微笑みで語りかける。
ゾクゾクする。
細い指で髪を梳かれ、私は耐え切れず目をそらす。
ビリビリビリ
再び走る体中の電流。
ああ、神様!
私はもう、
どうにかなってしまいそうです。
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