見てる……

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「そうねえ。  私は特に欲しいものもないから、次に勝ったものに、なにかあげるわ」  そういうのなら、盛り上がりそうだな、とは思う。  みなにも、なにか娯楽が必要だ。 「真鍋と道雅を呼んで。  あの二人に配らせましょう」 「いいえ。  あの二人は参戦させねばっ。  誰か、誰かっ」 と振り向いて、人を呼び始める自分に、 「……なんか一番乗り気じゃない?」 と成子は呟いていた。
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