第1章

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「おーい、今から違反者の所へ強制回収に行くけど誰か一緒に行かんかー?」 「え?あ、はいはーい!私行く!マリ姉良いよね?」 作業部屋のドアを開けてそう聞くとリノが真っ先に食いついてくる。 「え?あ、うん…私は良いけど、準備はしっかりしてね?怪我とかには気をつけるのよ?」 「うん、分かってるって!いやー…暴れるのも久しぶりだなぁ!」 リノは嬉しそうに立ち上がると準備をするべく自室へと向かった。 「カノンさん、あの子割と危なっかしい所があるのでフォローしてやって下さいね」 「分かってる」 マリナは心配したようにそう言ってリノが放り出したぬいぐるみを拾う。
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