恋人のお願いごと

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~翌日~ いつもの3人での昼食時 「ねえ葉月、次はビキニがいいな。」 「ぶっーーー!」 「汚い、弘。」 「おっまえ!だからそういう話は2人だけの時にしろよ!」 「葉月に言ってるんだよ?」 「知っとるわ!」 恵にとって、弘は全然そんな話をしても平気な存在なんでしょうね。 「コスプレはもういいの?」 「それはまた今度。次はビキニがいい。」 いつもながら、この真顔なんだけどキラキラした目が何とも可愛い。 「いいよ、じゃいつ買いに行く?」  「葉月の用事のない時でいいよ。」 「・・・・・。」 昨日はその日だったのに、今回はいつでもいい。 その返答に葉月はハッとした。 恵は昨日の用事を知っていたのではないかと。 知った上で自分を選んでくれるか試していたのではないかと。 前に話していた、赤ちゃん返り、構っての延長なのかもしれないと。 「いつでも。恵のしたい時に。」 それなら、思いっきり甘やかしてあげよう。 私にしか依存出来ないくらい。 「弘も葉月みたいな彼女が出来たらいいねー。」 「いや、俺には手がおえん。」 「そう?こんなに良い彼女なのに。」 「嬉しい、恵。」 ピトっと恵に寄り添えば、よしよしと頭を撫でられ軽くおでこにキスをされた。 弘とはいえ、人前では珍しい行為に思わず顔を見上げたが、 恵のふんわりとした笑みに何も言えず魅入ってしまった。 ぱしゃり 「弘、その写真渡しなさいよ。」 勝手に弘が撮影した事は怒らず、しれっと現物押収にはしった。
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