始まり

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ジリリリリリリリリ 「…朝か」 朝から耳元でうるさくなっている目覚ましで俺は目を覚ました 眠気に負けて倒れそうになる体を起こした後、服を着替え朝食の準備に移る 俺には家族はもういない。2年前に両親は飛行機事故で亡くなり、祖母祖父は生きているかどうかわからない 他人から見れば不幸な少年に見えるのだろうか? いや、見えるのか。実際俺はいろいろな人に同情され、傷つけられてきた …俺は朝から何を考えてるんだ。これが俗に言う厨二病ってやつか? 自分に突っ込んみながらも朝食を作る手は休めない。今日はパンと目玉焼きに、少しのソーセージだ 「それじゃ、行ってきます」 誰も家に居ないにも関わらず、つい口にしてしまう 最早癖なのだろうか?
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