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ちなみに会話は一切ない。
一度、何かに夢中になっている、具体的にはスマホをいじっていたのだけれど、彼女に話しかけたところ凄く嫌な顔をされた。
満員電車が嫌いなのか、朝の彼女はいつも無口だ。
彼女は僕より前に電車を降りる。
僕の楽しい朝の一時は、その瞬間に終わりを告げる。
それからはただの繰り返しの一日がはじまる。
つまらない仕事を、つまらない仲間とする。
そんなつまらない日常でも、彼女の写真を見るだけで僕の心は癒やされる。
スマホに入っている彼女の写真。
カメラ目線ではないが、何か物憂げな彼女の表情はとても美しい。
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