★FIVE★

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ベッドにもたれるような形で、肩を後ろに抑えつけられる。 「あの、玲也くん」 「…忘れさせてあげるよ」 玲也くんの顔がすぐ目の前にあった。 唇に何かがコツンと当る。 私、今キスしてる――!? よく考えたら、玲也くんとキスをするのは初めてだ。 顔がカァァと熱くなる。 唇が軽く触れるだけで、玲也くんはスッと離れた。 「ご、ごめん。つい」 顔を真っ赤にして、玲也くんが顔をそむける。 心臓が早鐘を打っていた。
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