★SIX★

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そのあとのゲームでも、私は全然ピンを倒せなかった。 最初にストライクを取った浩佳も、ガーターを連発し、スコアはあまり伸びない。 「最近の女子高生って、筋力ないの?」 既にストライクを3回取った赤城くんが笑いながら私と浩佳を指差す。 「まぁ、女子はこのくらいのがいいよ。ストライク連発されると、男のプライド傷つくしさ」 舜が言った。 次に順番が回ってくる浩佳がレーンの前に出る。 「私、ちょっとジュース買ってくる」 鞄から財布を取り出して、私は舜に声をかけた。 「おう」 「んじゃ、俺も買いに行こうかな」 赤城くんも財布を取り出し、私の隣に並んだ。 レーンから少し歩いたところにある自販機まで一緒に行った。 「…聞きたいんだけどさぁ、オマエら何で別れたの?」 何を買おうか考えていると、赤城くんが声をかけてきた。 「え?」 玲也くんとのことかな。 昼休みに話さなかったっけ。 「だから、玲也くんの受験勉強で…」 「そっちじゃなくて」
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