第1章

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桜子は、ずっと卓とどこにいこうと考えていた。 桜子は、割と考えるのが好きだった! だから、卓のことを考えるのも、苦にならなかった。 なんとか、読者の期待に応えたいと必死に頑張っています! 時々、名言が言いたいです。 やはり、ゴッホも生前は苦しんでいたのかな? 悲劇の作家とはよくいったものだ! どこか高級なホテルでゆっくりしたいな!おいしいもの食べて、温泉に入りたい!と桜子は思っていた。 しかし、初めてのデートでホテルはな、と桜子は思っていた。 しかも、私たちは高校生だ! お金もあまりない。 じゃあ、やっぱり経済的にも優しい所がいいか、と桜子はいっぱい考えていた。 今は、卓のことを思うだけで、胸がキューッと苦しくなった。 甘酸っぱくって切ない味。 これが恋? 桜子は、自分に今、感じる精一杯の思いを抱きしめていた。 もう、どうすればいいの? 私はどこへいくの? 桜子は、どうしようもない感情を、持てあまして遊んでいた! 心が急にフワリと浮いたような、甘いものを食べてるような、桜子の今の心の躍動感を、飛躍して表現していた! 桜子は、卓に電話してみることにした! 「もしもし」 「もしもし!何か?」 「桜子だけど、今度どこに行きたい?」 「そうだなぁ…。映画とかでいいんじゃない!?」 映画か…。 「他には?」 「他か?遊園地とか動物園とかいきたい?」 中々いい線つくな☆ 「じゃあ、カラオケ行こうか?」 「そうね!?できれば、欲張りたいかな?」 初めてのデートで欲張るのか!?桜子よ! 「じゃあ、遊園地ね!決まり!」 「結局、お前が決めるのか!?」 「当たり前じゃない!?私が楽しまなきゃ!!!」 ということで、二人の初めてのデートは、遊園地になった! 「じゃあ、またね!」 「また!」 と言って、電話は切れた。 内容はともかく、卓と話ができたのが、嬉しかった。 桜子は、一人幸せのような思いを、ギュッと噛みしめていた。 死んでも離れないんだ!と桜子はどこまでも純粋だった! その心は海の底のように、穏やかに綺麗だった!
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