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桜子は、ずっと卓とどこにいこうと考えていた。
桜子は、割と考えるのが好きだった!
だから、卓のことを考えるのも、苦にならなかった。
なんとか、読者の期待に応えたいと必死に頑張っています!
時々、名言が言いたいです。
やはり、ゴッホも生前は苦しんでいたのかな?
悲劇の作家とはよくいったものだ!
どこか高級なホテルでゆっくりしたいな!おいしいもの食べて、温泉に入りたい!と桜子は思っていた。
しかし、初めてのデートでホテルはな、と桜子は思っていた。
しかも、私たちは高校生だ!
お金もあまりない。
じゃあ、やっぱり経済的にも優しい所がいいか、と桜子はいっぱい考えていた。
今は、卓のことを思うだけで、胸がキューッと苦しくなった。
甘酸っぱくって切ない味。
これが恋?
桜子は、自分に今、感じる精一杯の思いを抱きしめていた。
もう、どうすればいいの?
私はどこへいくの?
桜子は、どうしようもない感情を、持てあまして遊んでいた!
心が急にフワリと浮いたような、甘いものを食べてるような、桜子の今の心の躍動感を、飛躍して表現していた!
桜子は、卓に電話してみることにした!
「もしもし」
「もしもし!何か?」
「桜子だけど、今度どこに行きたい?」
「そうだなぁ…。映画とかでいいんじゃない!?」
映画か…。
「他には?」
「他か?遊園地とか動物園とかいきたい?」
中々いい線つくな☆
「じゃあ、カラオケ行こうか?」
「そうね!?できれば、欲張りたいかな?」
初めてのデートで欲張るのか!?桜子よ!
「じゃあ、遊園地ね!決まり!」
「結局、お前が決めるのか!?」
「当たり前じゃない!?私が楽しまなきゃ!!!」
ということで、二人の初めてのデートは、遊園地になった!
「じゃあ、またね!」
「また!」
と言って、電話は切れた。
内容はともかく、卓と話ができたのが、嬉しかった。
桜子は、一人幸せのような思いを、ギュッと噛みしめていた。
死んでも離れないんだ!と桜子はどこまでも純粋だった!
その心は海の底のように、穏やかに綺麗だった!
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