第1章

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「カチッ」 突然そんな音がした。 僕は何か違和感を感じ、振り返ると、1人の女性が立っていた。 その女性の手には、くさりが握られていた。 そして、そのくさりは、僕の首元へと続いていた。 僕の首には……………首輪がはめられていた。 「なっ………なんだよこれっっ!!」 「それは、あなたを捕えるためのものよ。」 「はぁ?意味わかんねぇよっ!! ってか誰だよお前?」 「私はその子の姉よ。 あやめっていうの。 よろしくね。」 そう言った女性は、不敵な微笑みを浮かべていた。 「なぁ、かすみ。 これはどういうことだ?」 そう尋ねた僕に、かすみは、この上なく美しい笑顔を浮かべて言った。 「ようこそ私達の監獄(パラダイス)へ」
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