発覚

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「梨那!おそーーーーーい!」 「咲ー!ごめんごめん!お待たせ!」 遅いと笑いながら怒ってるのは咲(さき) 梨那とは中学からの友達だから もう8年程の付き合いになる 梨那にとっては数少ない大切な友達 「お疲れさま!今日も忙しかったの?」 「んー、今日もまぁまぁかな?」 そう返事しながらパフェのメニューに目を落とす 「そっかー、大変だね」 …あれ?いつもなら 「ちょっと!待たせといて自分だけパフェ選ぶわけ?」 って笑いながら言うのに?と、不思議に思い視線を上げて咲を見る 「…咲?ちょっ、なに?!大丈夫?!」 咲の大きな目から涙が溢れていた 咲はセミロングの栗色で黙っていれば可愛らしい女の子 しかし口を開けば意外としっかりハキハキした口調で気もキツイ方 そんな咲が泣いている 梨那には珍しい光景だった
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