初恋の相手はお父さん

4/13
前へ
/143ページ
次へ
「さて、オトメ達も高等部に上がったからメニューを変える事にしたぞ」 そう言いシドはオトメ達にメニュー表を渡した 「お、お父さん!?このメニューは一体何!?」 メニュー表を確認したオトメは慌ててシドに抗議の声を出し他の二人も声は出さないが視線で訴えていた 「何って高等部になったからメニューも高等部に合わせて少し難しくしただけだが?」 「少しってレベルじゃないよ!?SSランク級のドール500体と組手なんて死んじゃうよ!!」 オトメのメニュー表にはSSランク級の強さを持ったドールを魔法と武器を使わず強化魔法だけで倒せと書かれていた 因みにドールとは響とユカリが作り出した訓練用、疑似対戦相手で人形から魔物方まであり王国や他の国の騎士達がこれを使い日々鍛練している。オトメが相手をするのはSSランクの上位者の動きが覚えさせられてある 「何だ?SSランク級のドールじゃ不満なのか?仕方ないな。オトメにはSSSランク級のドール100体と組手してもらうぞ」 「なっ!?」 「他の二人は何か言いたそうにしていたが何かあるか?」 シドが振り替えるとビクリっと方を震わせながら急いで首を横に振った 「そうか。なら始めるぞ」 「うぅ~、何で私だけぇぇ」ズーン 「もしこのメニューを耐えられたら買い物に誘おうと思ったがオトメは嫌と仕方ないなユメちゃん達を誘うか」 「よーし!急いで組手を終わらしてお父さんとラブラブなデートに行こう!」 直ぐ様に立ち上がり用意された結界の中に入っていくオトメ 「二人も頑張れよ。これをクリアすれば更に強くなれるぞ」 「はい!」 「………」コクン 二人はオトメと同じ様に用意された結界の中に入っていった 「あ?何のようだ?………ああ、分かった。だが、俺達に関わらせる様な真似はさせるなよ、もし何かあればすぐに消すからな」 シドは三人の鍛練を見ながら誰かと念話のやり取りをしていたが終始空を睨み付けていた
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

148人が本棚に入れています
本棚に追加