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俺は慌てて浴槽の縁を掴み、立ち上がろうとした。
しかし彼は俺の体を掴んで離さない。
「荒潟さん!
俺、女じゃないし、その…、ゲイだから!
こう言うのヤバいって!」
俺の訴えにも動じず、荒潟は平然と言い返す。
「いいじゃん。
これからセックスするし。」
どうしてこんなに強引なんだろう?
と思っている間に、荒潟は俺の体を押し上げるようにして浴槽から立ち上がり、にっこり笑って言った。
「傷口が開くと困るから、もう出るか。
続きはロフトだな。」
そして荷物を運ぶように俺を2階まで連れて行った。
荒潟とセックスした。
天窓から午後の陽光が降り注ぐ中、全てを晒すのはかなり勇気がいったが、開き直って彼に好きなだけ触らせた。
荒潟は男を相手にするのは初めてだと言っていたが、ローションを使って器用に解してくれた。
「女だって解してやるんだから同じだろ?
ほら、もっと足開いて。」
「女の子ともアナルセックスしてるの?」
俺が尋ねると、荒潟が珍しく動揺しながら答えた。
「しないよ!
アナルはおまえが初めてだ。」
俺は正直疑ったが、指を突っ込まれて忽ち我を失った。
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